- “天然石のメンテナンスは難しい”と思っていませんか
- ポイントを押さえれば十和田石は比較的簡単にケアできます
- カビ等が発生した場合もポイントを押さえてケアしましょう
- 困ったときには信頼できる業者に相談するのもポイントです
十和田石は多孔質なので吸水率が高い反面、汚れも吸収します。特に、カラン台前や浴室の出入り口は、油とシャンプー、石鹸等が堆積します。十和田石そのものには栄養分がないのでカビは発生しませんが、石に吸着した汚れが栄養となって発生、繁殖します。日常的に汚れを落としていただくことがカビの防止に繋がります。また、施工の具合によって下地のアクやサビが表面に現れてくる場合があります。施工時に裏面処理をすることをお勧めします。
毎日の清掃

1) まず、十和田石表面を水で十分に濡らしてから作業を行ってください。
2)中性バスクリーナーを使用してスポンジで洗ってください。(ブラシを使う場合はデッキブラシより柔らかなブラシを使用してください)
3)洗剤を使った部分メインにしっかり大き目の範囲を水で良く洗い流してください。
ポイント! 【高圧洗浄機を使用しないでください】
高圧洗浄機での清掃は短時間できれいになりますが、知らずに使い続けると十和田石表面を荒らしてしまい、十和田石の色の濃い部分が抜ける原因となります、やさしくブラッシングしていただくのがポイントです。
ポイント! 【中性洗剤を使用してください】
塩素系漂白剤や酸性洗剤の中和処理が不十分ですと十和田石の変色の原因となりますので、毎日の掃除には、中性洗剤をお勧めします。
カビ等が発生した場合
1) まず、十和田石表面を水で十分に濡らしてから作業を行ってください。
2)カビキラー(またはカビハイターやキッチンハイターなどの塩素系漂白剤)を使用し、30分位放置後、水で良く洗浄して下さい。
※ 塩素系漂白剤には殺菌作用のある次亜塩素酸ナトリウムが入っており強アルカリ性のため、使いすぎた場合、十和田石へのダメージを与えるため使用には注意してください。
※ 塩素系漂白剤を使用した場合は、中和のための水洗いをしっかりおこなってください。
※ 塩素系漂白剤、または酸性洗剤を使用した場合も同様に、中和処理が不十分だと十和田石の変色の原因となります、ご注意ください。
※カビキラーなど市販の洗浄剤で落ちないカビには、下に紹介します業務用洗浄剤をご検討ください。