FACTORY工場紹介

十和田石採石場
〜採石から加工まで〜

昭和48年から
十和田石の採石は始まりました。
大切に切り出されてから、
出荷されるまでの過程を
ご紹介いたします。

入口

山全体が十和田石で形成された薬師森。
その地上100m〜地下400mが採石場です。

頂上から100m程の地点にある十和田石の採掘場の入口

山の重さを支えるために、安全対策として「残柱方式」という採掘方法を用い、10mの柱を残して掘っています。

岩山の中に広がる巨大な空間
採石場俯瞰
採石場仰瞻採石場足場

入口から300m、地下50mの辺りで採掘が行われている採石場は、およそ400平方メートルもの空間に及びます。
もちろん床、柱とその全てが十和田石できています。

切り出し

チェーン装を利用した採石機を使い、
5m/1時間半のスピードで碁盤の目に切れ目を入れていきます。

採石機採石機のチェーン採石機での切り出し
  • 鏨
  • 鏨の打ち込み
  • ブロックで切り取される十和田石
  • 人力で鏨(たがね)を打ち込み、
    ブロックを切り取っていきます。
    採石場の床を35cm掘り下げるのに
    約2カ月もかかります。

採石機を用いた現場
採石機での横への採掘

下側だけでなく、横へも掘っていきます。

搬出

  • クレーンでの吊り上げ

    ひとかたまり約250kgの切り出した石材を、
    クレーンで吊り上げ運び出します。
    採石直後の原石には、
    すでに青い模様が確認できます。

  • 青い模様が見える十和田石の原石
クレーンで工場に運ばれる十和田石クレーンで工場に降ろされる十和田石

加工工場に丁寧に運び下ろします。

加工

  • 人工ダイヤモンドを散りばめた特殊な鋼
  • はじめに人工ダイヤモンドを散りばめた特殊な鋼で
    板状にスライスしていきます

  • 板状にスライスされる十和田石
  • 水磨きでの研磨作業
  • 水磨きで研磨。
    表面を滑らかに仕上げていきます。

  • 研磨される十和田石
スライスされた十和田石のサイズチェック
厳密にサイズをチェックしながら加工

用途や注文に応じたサイズに切断。幅や形、大きさを揃えていきます。

人の手で行われる研磨

最終研磨は人の手で丁寧に行われます。
研磨後の十和田石は、いっそう青みが増して鮮やか。

検品はもちろん人の目で行います。
模様や欠けなどを判断して、優良と判断されたものだけが出荷されます。

加工後の十和田石