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16年度産学官共同研究の成果

十和田石端材と有用微生物を複合した環境浄化資材の開発

標記のテーマで十和田石の石粒や石粉が有する有用微生物の活性化効果を秋田大学との共同研究により調べました。

  1. 十和田石を混合して作った堆肥から分離した微生物
  2. 農業用水に使用した十和田石から分離した微生物
  3. 十和田石を散布した比内地鶏鶏舎の鶏糞から分離した微生物
  4. 観賞魚水槽に使用した十和田石から分離した微生物

以上の微生物について、DNA分析により微生物を同定すると共に、微生物の安全性を確認しました。

以下のことが研究により分りました。

  1. 十和田石と共に培養すると十和田石を入れない培地に比べ、十和田石を加えると数十倍から数万倍にも増殖性が向上する有用な微生物があること。
  2. 微生物種を明らかにし、それらの安全性についても問題ないこと。
  3. 堆肥から分離した菌は、60度を越す温度でも活躍し、堆肥化に役立つこと。
  4. 水処理から分離した菌は、CODやBODを減らす他、ダイオキシンを減らす効果も期待でき、今後の研究テーマになります。
  5. 比内地鶏鶏舎の鶏糞から分離した菌は、十和田石との共存により増殖が活性化し、堆肥化を促進する他、鶏糞を分解して悪臭の発生を抑える環境浄化作用があること。
  6. 水槽から分離した微生物は、水中のアンモニアを分解する他、環境ホルモンを減らす効果も期待でき、今後の研究テーマになります。

十和田石の採石跡空間を利用した機能性貯蔵空間の構築技術の開発

標記のテーマで、採石跡空間を有効利用する方策として、低温貯蔵空間を構築する技術の開発を秋田大学と秋田県の産学官技術開発補助事業として行いました。

  1. はじめは工場内を流れる沢水を岩盤に通して冷却する低温空間を構築しました。
  2. 16年度は空間側壁に冷却坑井をボーリングし、ヒートポンプにより岩盤冷却を行い、その排熱を石板製品乾燥に利用する研究を行いました。
  3. 結果として以下のことが分りました。
  1. 冷蔵空間内の雰囲気温度と岩盤温度を制御する方式により、空間内の雰囲気温度の制御性が高まった。
  2. 雰囲気温度は0℃〜1℃に保たれると共に、湿度は97%前後を維持できることが分かった。
  3. 空間内にはマイナスイオンが1センチ立方メートル当たり6,912個(一般家庭では100個程度)存在し、十和田石の岩盤から多量のマイナスイオンが発生していることが示されました。
  4. ヒートポンプから排出される温度は20℃前後で、石板製品の乾燥に利用出来た。
  5. 並行して農作物の貯蔵試験を秋田県立大学により行い、どのような農作物を貯蔵に適しているか究明中であります。
  6. その他、それぞれの農作物の条件に適した貯蔵方法を模索中です。
  7. また、農作物以外の食品や飲物の熟成に利用できないか検討中です。